千葉県木更津市(金田西地区)に引っ越して1か月経った所感
表題のとおり、2022年8月初旬から 千葉県木更津市に引っ越した。移住後1ヵ月経っていい機会だと思うので所感を書く。
弊社はブログの会社という側面もあるのに、近年はTwitterばっかり使っててバツが悪い*1。
前回書いた記事は2017年1月で、ブログをあまりに書かな過ぎて書き方を忘れてしまったけど、いい機会なので頑張って書く。
文体とかどうするのがいいのかわからない。書き方雑で分かりにくかったらごめん。
目次
- 事の起こり:会社の制度が変わって日本全国どこ住んでもよくなった
- 現状の不満:今住んでる部屋での生活に微妙感が出ていた
- 木更津市の存在を知った
- たまたまいい物件があったので引っ越し
- 1か月住んでみての感想
- まとめ
事の起こり:会社の制度が変わって日本全国どこ住んでもよくなった
所属している会社(はてな)において、従業員は日本全国どこ住んでもいいというルールに最近変わった。
コロナ禍で在宅勤務の従業員が大半になってもあまり問題起きなかったことと、世の中的な変化を積極的にとらえて実現した。
詳しい制度の概要は以下のプレスリリースを読むとわかる。
このような制度に、しかも期限なしで踏み切ったことには、個人的に結構思い切ったなと思っている。採用候補者を広げるという実利的な目的はありつつも、従業員の人生の選択肢を広げるような、よい制度を積極的に考えてくださった、経営陣やバックオフィスの皆さんに感謝する。
現状の不満:今住んでる部屋での生活に微妙感が出ていた
こんな感じの部屋に住んでました。Google マップ
- 家賃10.3万円、駐車場(近所)1.8万円 合計12.1万円
- インターネット別4000円ぐらい
- 築12年 1LDK 専有面積 34㎡
- 田園都市線 梶が谷駅 徒歩10分 駅までの高低差きつめ
- 会社まで片道55分 (うち18分徒歩)
- ぶっちゃけこの部屋
コロナ禍によって今の住環境がニーズと合わなくなってきた
- 在宅勤務でずっと部屋で仕事してる・今後もそれがずっと続くなら、都内通勤前提のエリアに住む必要性は全くない
- 2019年5月に仙台から首都圏に引っ越してきたものの、自分が仕事以外で都内に用事ない、都会暮らしに興味ない人間だということが実際住んでみて分かってきた
- 上京した直後は、先に上京してた地元の友達と飲みに行ったりできたのは楽しかったが、そんなに頻度高くない(し、コロナ禍になってなくなった)
- 在宅勤務になってからは、 普段の生活(365日中340日ぐらい)は基本的に部屋から出ずに過ごすようになった
- 私生活でも、都内のさまざまな施設に日常的に用がないなら、特筆すべきものがない住宅街の、しかも微妙に駅遠な物件に住み続ける必要がない
- 駅までの土地の条件が悪い(高低差が大きい・まとまった土地がない)ため、今後、このあたりの街が発展する余地も全くない
- 新しくなにか大きい建物が建つと思ったら特別養護老人ホームだったり、そういう感じ
- 部屋の間取り図のとおり、トイレと洗濯機置き場、洗面所が同じ空間なのがだんだん嫌になってきた
よって、このコロナ禍ではかなり微妙な条件となった賃貸物件に、もはや要らなくなった都内通勤可能スペックのために毎月数万円は無駄に住居費を払っている状況で、これずっとこの生活続けるのさすがに無駄だなーという気持ちになっていた。
別な問題として、コロナ禍で出不精に拍車がかかり、すべての食事を UberEats で生活したところ、際限のない体重増加が起こり*2、このままではUberEatsに殺される!!(←完全に自分のせい)という気持ちがあり、強制的にUberEats圏外に移住する必要性を感じていた。
木更津市の存在を知った
- 小野真弓さんの近況の記事を記事公開当時(2022/06/04)に読んだ
- とくに自分は小野真弓さんのファンではないが素敵なセカンドキャリアだと思った
- 都内への車でのアクセスを前提とした移住先として、千葉県木更津市が選択肢としてあることを知った
- 記事中の写真の感じを見てそこそこ田舎そうだなと思った
たまたまいい物件があったので引っ越し
千葉県木更津市というと、昔からある木更津駅周辺はたしかにドーナツ化現象が進んで若干さびれていて、そっちのエリアをイメージする人が多そう。でも自分は、木更津市内の別のエリアにすることにした。
具体的には木更津市というより金田西地区・袖ケ浦あたりで、東京湾を横断する橋であるアクアラインの千葉県側の根元にあるエリアである。
エリアの雰囲気は千葉県のWebサイトを見てほしい。
このエリアはもともと田んぼや畑だったらしく、Googleマップの衛星写真で見るとわかる通り、えらく土地が余っている。空き地ばっかり(これは2年ぐらいの写真前で今はもう少し建物建ってる印象)
千葉県的にも、このエリアの開発にやる気がある感じがしている。新しく町ができて発展していくのを、住みながら見届けられるエリアは今の日本にそうない気がするし、そういう場所に住めるのは楽しい(少し前の仙台市(地元)の長町エリアに近い)
実際、来年は近所にこのようなちょっとした商業集積施設ができるらしい。
shutten-watch.com
また、もしなにかイベントなどがあり都内に出たくなったときに、行く気がなくなるほどアクセス悪いとQoLが下がる気がしたので、都内アクセスを便利にするためにアクアラインからなるべく近いエリアにした。
自分は猫を飼っていて、猫を飼える賃貸物件は非常に少ないので、エリアを決めれば候補数件しかないので探すのはむしろ楽。
で、2022年7月下旬に最終的に選んだのがこの物件。
- 新築(2022年6月)1LDK
- 専有面積 50㎡
- 家賃7.8万円+駐車場3000円=8.1万円
- インターネット込み
- 部屋の設備や間取りや広さが今まで住んだ中で断トツにいい(新築だからそれはそう)
- 生活スタイル的にほぼずっと外に出ず部屋に居るのでこれが一番大きい。快適
- 設備は全体的によい(ALSOKとかついてる)のだけど、とくに不動産業界で一坪風呂と呼ばれている、実家サイズのお風呂が最も life changing だった
- ぶっちゃけこの物件。部屋の感じの参考にどうぞ。 1階はまだ空いてる部屋あるっぽいので気になる方はどうぞ
8月初旬から住み始めた。
1か月住んでみての感想
かなり満足。
会社の制度変更の恩恵にあずかって、都内への電車通勤可能性を 捨てたことで、住居のスペックが全体的にかなり良くなった一方で、住居費は 4万円/月ぐらい安くなり(一般性がある)、またUberEats圏外になったことで全食事UberEats生活を強制的にやめることになり8万円/月ぐらい食費が減った(これは俺だけだと思う)。
以下所感。
- 東京の湾港エリアへのアクセスは意外とむしろ良くなった
- 先日Maker Faire Tokyo 2022 | Make: Japan 行くために東京ビックサイトまでの経路探索したところ部屋から34分と出て驚いた
- 完全にアクアライン(非渋滞時)とその先に整備されている首都高のおかげ
- 他の都内各エリアのアクセスも5分ぐらい早くなった
- 東京の南側の都市(東急田園都市線沿いや横浜あたり)から電車で都内へ移動する よりも 千葉県木更津市 金田西地区からアクアライン経由で車で都内へ移動した方が時間的には短いケースが結構ある、ということはもっと知られてほしい
- とはいえ首都圏は車の免許もってない人の割合が多そうでnot for me 情報かもしれない
- 自分はアクアライン通行料とか首都高の料金はあんまり気にしてない(都内の施設の利用頻度が低いから)
- 先日Maker Faire Tokyo 2022 | Make: Japan 行くために東京ビックサイトまでの経路探索したところ部屋から34分と出て驚いた
- アクアラインといえば渋滞のイメージがあるけど、実際渋滞が発生するのは東京側からの行き・帰りの時間帯のトラフィックなので、千葉県側からの利用だと渋滞に巻き込まれるシチュエーションがほぼない
- 車および車の免許を持ってないと非常に生活しづらい(現実的でない)ので、これ見て移住考えてる人はそこに注意
- 徒歩移動を想定してない街の設計だと思う。完全に車社会
- 金田西地区に限れば、今後いろいろ発展していきそうなエリアで期待しかない
- 鉄筋コンクリートマンション →(新築といえど)木造アパートなので、上階から人の気配は多少する
- 名の知れた住宅メーカー(大東建託)による物件でうまく設計されてるからか、過去に住んだ木造物件より生活音はかなり小さめ
- 周りにそこそこ便利な商業施設(コストコ、三井アウトレットパーク木更津、ベイシア(地方スーパー)、イオンモール木更津、カインズ、ケーズデンキ) がいずれも車で5~20分以内にあるが、自分はすべての買い物をネット通販で済ませがちなのであまり関係ない
- 外食できる場所は乏しいけど、近所に23時まで営業してる「くら寿司」と「はま寿司」があるのであまり不満はない
- お子さんがいるご家庭などでは、子供の教育とか考えると微妙なエリアかもしれない(その辺はぜんぜんわからない)
- 近所の木更津金田バスターミナルから、東京駅まで40分で着く高速バスでが30分おきぐらいに出てるので、車ないとまったく気軽に都内に出れない、ということはない(バスターミナルまで歩く必要はある)
- らづナビという木更津市が運用しているアプリが便利で、明日が何のごみの日か住んでる地区に応じて19:00にプッシュ通知が来たり、市で行っている各種行政サービスの申し込みや窓口の案内、イベント情報、災害情報 などがこのアプリで知ることができる
- Amazonの倉庫が近くにあるようで、Amazonプライムに入っていて午前中に注文すれば結構な確率で当日到着する(前住んでたところより明らかに平均到着時間が短くなっている)
- (アクセス増えてきたので2022/9/7 11:25 追記)この辺は津波と大雨(河川氾濫)のハザードマップに入っているので、そのリスクはとった上で住んでる形にはなるんだけど、持ち家じゃなく賃貸なので財産リスクは低いし、万が一浸水しても生き物(自分、猫、植物)さえ無事なら他は全部保険で賄えばいいやという考えでいる
- 性格的にまあまあリスクテイカーではあると思う。親には心配された。でも100年に1度とか1000年に1度のリスクで、影響受ける人間が自分1人なら、自分は生きてるうちには遭遇しない方に賭ける。また万が一そういった災害になっても、健康で正常な判断能力を持った成人男性なら、逃げ遅れることはそうそう無いと思われる
- 都内へのアクセスの生命線である東京湾を横断するアクアラインは強風で年10日ぐらいに通行止めになるので、一般の道路に比べて稼働率が低めというのは念頭に入れた方がいいと思う
- 自分はまだこれに遭遇して困ったことはない(外出の機会が少ないため)
- ネット回線はリモートワークの生命線である一方で、一棟9世帯で共用1Gbps という情報しかなく、今回の引っ越しで最も博打要素が高かったが、結局賭けに勝った
- 蓋を開けたらおおむね 上り・下り 100Mbps出てて全く問題なかった
- 1棟 7/9 部屋埋まってこれなので今後も大丈夫であろう
- アクアラインの渋滞情報は Twitter / @aqualine_now をフォローしてるとリアルタイムの渋滞情報がわかるので外出のタイミングを測るのに使えるし、ずっとツイート見てると渋滞が起こる条件やタイミングもある程度把握できるようになるので、自然と渋滞を避けた時間帯に行動できるようになる
以上。
まとめ
千葉県木更津市の金田西地区は、今後発展してきそうで、完全リモートワークになった場合の移住先候補としておすすめできる。
Googleマップの衛星写真で見ると空き地が多いけど、実際 近所で 新築工事は割と見るので、今後住宅や賃貸物件が増えていくと思われる。
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会社のアドベントカレンダーに参加して今までを振り返ったり他の方のを読んでいて気づいたことがあって、自分は修士課程のときに一度就職するか迷った結果、博士課程に進学したのだけど、もし当時就職を選択しても翌日担当のmatsu_naoさんと同僚になっていたのだった。
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地域にある公園や彫刻などにはぜんぶ名前が付いていて こういう風に各種情報と併せて一元管理され公開されてるのを初めて知った。公式情報だし網羅的で安心感ある。使える地理情報DBというのはこういうのを指すんだな。一般の地図サービスで探しがちだけど、別物。
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気づいたら1年もブログ書いてなかった。最近はcookpadブログとか、Stravaにいます。なんで最近そんなに自炊や運動に凝っているかというと、仕事上のパフォーマンスを追及するには、結局この辺の低レイヤーを強化しないとダメなんだなと気づいたから。単純な理由です。
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